"LIPIJA"店名の由来

 

Lipija(リピジャ)は、バングラデシュに住む女の子の名前です。「Lipi」は日本語でいうと「知」という意味、「ja」は「娘」という意味です。つまり、日本風に言えば、Lipija=「知子(ともこ)」ちゃん。海外の子供の支援をはじめて、それまでよく知らなかった国に対する興味が湧き、それがきっかけでフェアトレード・カフェをオープンすることになったので、お店の名前を彼女の名前にしました。また、お店に来てくださるお客様にも知らない国のこと、フェアトレードのことを知ってもらえるきっかけになればいいなと思っております。

Information

メニュー紹介


国産クラフト生ビール4種

その日によって、ビールの種類は変わります。
今日はどんなビールが飲めるかな?
お楽しみに。

海外瓶クラフトビール

アメリカ、カナダ、イギリスなど、海外のクラフトビールも多数揃えています。
IPA、セッションエール、ペール・エール、ダブルIPA、ニューイングランド・ヘイジーなど、日本ではなかなか味わえないビールを、ぜひお試しください。

海外缶クラフトビール

クラフトビールブームの発端となったシエラ・ネバダ、社長がメタル・ミュージシャンのストーン、オレゴン州ニューポートで革命をおこすローグなど、個性的なビールが揃っています。

フェアトレード・ワイン

南アフリカ、ステラー社のオーガニック、フェアトレード・ワインを扱っています。
「Organicだからと言って品質に妥協はない」。そのポリシーのもと、Organicワイン生産者としても毎年数多くのメダルを受賞しているSTELLAR ORGANIC社。


~他にもたくさんのメニューをご用意しております~

フェアトレードとは

途上国の生産者たちは、インフレが進んでも賃金がなかなか変わらない傾向があります。そのためどんな悪環境の中でも頑張って働いている人がほとんどです。多くの子供たちも、長時間過酷な労働環境の中、大人よりも遥かに低い賃金で働かされています。そんな生産者たちと直接やり取りをすることで、彼らの生活を継続的にサポートする「貿易のしくみ」それがフェアトレードです。

当店のフェアトレードワイン

当店のフェアトレード・ワインは、南アフリカ、ステラー社のもの。

ステラー社はOrganicワインの生産者(コントロール・ユニオン・サーティフィケーションズ:オランダの認証)でかつ、フェアトレードの認証を取得した世界初のワイナリー。

このワインを飲むことで、南アフリカの農園で働く人々の安定した雇用と、子供たちの教育支援を支えることができます。

農薬を使わないので、土を掘り返すと虫がいっぱい。
ステラーで飼われているアヒルたちが害虫を食べてくれます。

酸化防止剤無添加のワイン「ランニング・ダック」の名称はここから来ています。
労働者もステラー社の株を保有していて、販売利益が直接還元されるようになっています。
また、ワイン販売の利益の一部を、近隣の託児所(労働者の子供達もここに預けられています。)や小学校のコンピューター導入費用に充てるなど、周辺地域の発展にも貢献しています。

 

ワインメーカー(醸造家)は、ウィリアムさんとアシスタントのジョーンズさん。

ステラー社では、黒人労働者にも技術と経験を学ばせ、技術向上をサポートしています。

スタッフ紹介

店長 寿々(すず)

保護犬・寿々(すず)

初代わんこ店長として店を仕切っていた寿々店長ですが、2017年7月23日、ガンのため天国へと旅立ちました。

寿々は悪徳ブリーダーの下で生まれ、赤ちゃんの時、母親に左後ろ足と左耳を喰いちぎられました。きっと母親も劣悪な環境下で、精神に異常をきたしていたのでしょう。

それでも女の子だったので、産む方にまわされ、生き続けることができました。

声帯をとられ、沢山子供を産まされ、産まなくなってきた6歳の年、殺処分されるところをNPOアークさんに救われました。そしてたまたま里親としてアークさんを訪問した矢野と出会い、一緒に暮らすことになったのです。

今は天国からLipijaの店長として、店を見守ってくれていることでしょう。

 

オーナー 矢野洋子

第三世界ショップとの出逢い

ずっと以前から、「女性や子供の役に立つ仕事がしたい」と考えながら、会社員(営業)をやっていました。新聞記事で東京で女性起業支援セミナーがあることを知り、早速受講。当時は何ができるのか手探りの状態でしたが、そこで初めて「フェアトレード」というコトバに出会い、「これや!」と。このセミナーの主催者の外郭団体がフェアトレードの老舗「第三世界ショップ」さんで、それ以来現在までお付き合いが続いています。

cafe LIPIJAオープン

フェアトレード商品をメイン食材にしたcafeをオープンすることで、お客様には美味しくて安らげる空間の提供を、自分には国際貢献できて食べていける仕事をと考え、2002年11月30日に大阪市東淀川区相川でcafe LIPIJAをオープンすることができました。

第三世界ショップからは紅茶、チャイ、ココア、カレースパイス、ワイン、メープルシロップ、玄米ビーフンを仕入れ、安全で安心できるお飲物とお食事をご提供。オープン直前にはコーヒー農園を見学し、フェアトレードを実際に現場で体感するするため、エクアドルへも行ってきました。

cafe LIPIJA 名前の由来

2001年から財団法人プランジャパン(http://www.plan-japan.org)へ寄付を始めました。自分には子供がいないので、世界のどこかに自分と繋がった子供がいたら素敵だなあと思って。プランジャパンからバングラデシュの女の子を紹介されました。その女の子の名前がLIPIJA。ベンガル語でLIPI=知、JA=娘という意味だそうです。日本的に言えば「知子ちゃん」というところでしょうか。彼女と文通を始めてから、バングラデシュのことが気になりだしました。今まで読まなかった新聞の国際面も、バングラの記事がないかと探すうちに、国際問題に関する意識を持つようにもなってきました。彼女の名前を店名にしようと考えたのは、自然な流れでした。残念ながらLIPIJAとの文通は、彼女の結婚と同時に終了してしまいました。まだ中学を卒業したばかりですが、貧しい農村地域では口減らしのために早く結婚させられてしまうことがあります。政府は18歳未満の結婚を禁止していますが、守られていないのが現状のようです。彼女が幸福に暮らしていることを祈るばかりです。その後西アフリカのベナンという国のブランディーヌちゃんという少女と3年文通しましたが、またもや結婚のため中断。今はエクアドルのルースちゃんという女の子と交流しています。

 

当店の支援している団体・組織

プラン・インターナショナル

途上国の子どもたちとともに地域開発を進める国際NGO、プラン。すべての子どもたちが可能性を発揮し、その権利を享受できる世界の実現を目指しています。活動地域の子どもたちや住民たちの地道な努力・前進を表すと同時に、世界中からの支援・応援、そしてプランの活動を表している「小さなちから」。プランは、貧困という大きな問題を解決するために、国境や文化を越えて「小さなちから」を積み重ねています。

第3世界ショップ

「第3世界ショップ」とは、東京に本店を置く組織の名称です。
この組織は、「世界の貧困や環境破壊などの諸問題を解決するためには、“南の国の生産者の自立”が 大切である。」という考えから、自立に役立つ商品の販売や文化交流などを通して問題の改善を図ろうとしています。この趣旨に賛同し、ここより商品を仕入れ販売しています。

ARK

アーク(アニマルレフュージ関西)は非営利、非政治の私設団体であり、動物を愛し、共に生き、積極的に動物を救い出そうとしている方々のネットワークです。また日本での動物の権利を主張し、動物の問題を国内的にも国際的にも改善し、真に効力のある動物保護法制定のために活動する動物救援組織です。

宇宙ビール

関西を中心に活動するパフォーマンス・カンパニー。所属するアーティストは、アクター、シンガー、ナレーター、音楽家、音響家、写真家、脚本家、演出家など、多ジャンルにわたり、それぞれの持ち味を活かした独自の世界観を表現しています。世界にとって大切なメッセージを、舞台芸術を通して伝えるアーティスト集団です。